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ファッションの効能

自分の趣味が少ないことがなんとなく精神状態にも関わってる気がしてきた。

かといって意識的に増やせるようなものでもないのだけど、好きなことを考えたりそれに対して時間を費やしている間は全く悲しくなる暇がない。

私の今持っている主な趣味は仕事と直結しているような部分があるので全くそれとは関係ない、許せるようなものへどんどん時間とお金を使うべきなんだろう。ミニマリストになりたい訳ではないけどいつも『無駄なものへ時間とお金を使いたくない』と思ってしまう。それは心の安寧の為には削ってならないものの時もある。

例えば、最近私は新しいジャケットを買った。

普段はダウンと別なコートを交互に着ていたけど、このコートのサイズは大きくて、なにより分厚いのでとても重い。その為身体が萎縮してしまうような感覚が着用後に感じられる。身体が疲れると精神やその日の予定にも影響してくるのでもうほとんど着ていない。

別なダウンは毎日着ているけど着用回数が多すぎるのと洗濯でヘタってしまっている。そしてなによりジッパーの始まり部分の布が少し裂けているので毎回着る時は注意しなければならなかった。アウトドアブランドのものだけど自分が好きなデザインなわけではなく完全に機能性で選んだものだったのでかなりダサかった。

どちらのアウターも、今考えてみると6〜7年前に買ったものだった。

いざ新しいアウターを買うとなるとかなり迷ったけど、何着かオンライン注文して試着して決めた。

新しいジャケットはやや白く、ふわふわの襟もきっちり顎の下まで閉められるようになっている。意外と暖かくてしかも思ってたより軽い。あととてもかわいいのでなんでも合いそう。

そして、1着新しいものを買って身につけるだけで自分へ抱く価値(?単語ど忘れした)が全然違うことに気づいた。『新しいものを身につけてるおしゃれな自分』というよりは、『自分の為に自分が選んだ自分の好きな物を着ている自分』という、自分の為に動いた感がなかなか効く。

精神がアレになり通信高校に行き始めた頃は大好きなブランドのロリィタ服を着ていると心が落ち着いたり元気になれたことを思い出した。もちろんバイト代なんてたかが知れてるけど、それでも頑張って買った新品のさくらんぼ柄スカートのことをまだ覚えている。

 

服飾を一応学んだ身なのに、今の自分はファッションからとても遠いところにいるなと今気づいた。なぜ?どこかに罪悪感がある。

労働することによってしかこれは解決できないことだと思うので、早く安定した仕事を見つけたい。

 

 

たまに寝てる間に別の意識(起きている)がうっすら続いていて寝てる自分と起きている自分が同時に存在することがあってなんとなく気持ち悪いし、そういう時は漠然と悲しく寂しい気持ちも併せ持っている。これが無くなったら自分は本当に良くなるかもしれない。

 

とりあえずもっとファッションを考えたり楽しむことをしていきたい。あと、本を読みたい。

暇な時間があるとだらだらしてしまうのをやめよう。