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親知らず2本抜いた

もう1年以上放置していたけど、さすがにそろそろ…ということで思い切って病院予約した。私の歯は下だけ親知らずがやや埋まった状態で生えていた。それぞれ真横になっていたせいで手術に。麻酔を何度も打ってもらったけど最初痛すぎて顔がずっと(>Д<)になってた。今までの人生で手術した記憶がなかったので麻酔だけで怖かったし5時間くらいずっとえず(づ?)いてた。調べたら部分麻酔の副作用で3人に1人が吐き気を催すらしい。

引っこ抜くというより、先に粉砕してから破片を取り出す方法だったので最初の方はドリルみたいなやつでガシガシされた。麻酔の効きも相まって、歯を容赦なく削られて細かくされているときは自分が人間ではなくモノのような不思議な気持ちになった。

ストレス発散用に片手にボールを渡されて握っていた。身体がずっと小さく震えていた。体制がよく分からなくて1本目の歯の時ずっと目開けてた。笑

1本目が終わる頃、ああ目閉じて良いんだと思って閉じた。少し慣れてもやっぱり怖かったので、ずっとたまごっちプチプチおみせっち(DSソフト)の歯医者さんのことを考えた。自分はたまごっちで、お医者さんもたまごっちで、今たまごっちの世界にいるんだという暗示。でもお医者さんはベテランの方で本当に良かった。安心感が違った。

終わった後、笑顔が素敵な助手の方がよく頑張ったね!って言ってくれて嬉しかった。

 

もう夜になって麻酔は切れている。思いの外耐えられる痛み。痛みよりも、下顎に常に力が入ってしまってる感覚があって気になる。もしやそれが痛みか?

帰宅して唇付近を触った時は麻酔が効いてて気持ち悪い感触だった。冷たい人工的な唇を触ってるような。

施術で座った席から見えた光景がなんか好きだった。病院の清潔で無機質な家具、照明。窓には網が付いていて、外の木の風景がピクセルのように見えた。全ての彩度が低かった。その景色を見つつ唾液を垂らしながら待つ私。

 

赤色が特別好きなわけではないけど、たまになぜ自分は青色が好きかと思うと、赤が引き立つ色だからかもという結論になる。