よく遊ぶ友達と一緒にスーパーへ行った。
この友達とは、どちらかが相手に思いつきでメッセージを送った直後ばったり遭遇するということが何度も起きる。
スーパーへ向かっている時、近くのお花屋さんにふと目をやると、葉が折れて萎びている植物を見つけた。しかも1つ2€で2つ売られている。友達の大好きな種類らしい。私もこの種類を前からかわいいと思っていたけど、欲しいから探すということは特にしてなかった。
「2つだけ激安で売られてるなんて運命だ。買おう」という友達の言葉につられて気がついたら私も買っていた。
「お互いの名前を植物につけよう」って言われたけど、私はいつかこの植物をうっかり枯らしてしまうことを恐れた。
「私はあなたの名前がついた植物を殺したくない」
私が元々持っていた穴あきちゃん(仮名称・左)と葉の感じが合う。
銀色の水玉と葉の裏の赤がとてもおしゃれだ。
間に合わせの窮屈な鉢しか持っていないのでしばらく我慢してもらう。