もう新年になって3日経つ。年越しは恋人と共通の友達のアトリエでわりとまったりなパーティをした。
私たちは餃子をたくさん作って持って行った。もう手慣れてきて指示しなくてもちゃんと一緒に作業してくれるので良い。どこかに持って行ったり家で餃子パーティを開くといつも好評で嬉しい。昔も餃子は嫌いじゃなかったけどお腹いっぱいになるほど食べたい！とあまり思ったことがなかった。家で数年ぶりに作った餃子の美味しさに気づいてから、日本に居た時より高頻度で作ってる。
年越した直後は近所で辺一面打ち上げ花火や爆竹を鳴らしていたので近すぎて怖かった。
エアガンを鳴らしてる人もいたりして一瞬血の気が引いた。
もう何度も経験してるけど花火を見るといつも日本の夏祭りを思い出してしまう。
翌日はすぐ恋人の誕生日で、日中は家族みんなで過ごした。恋人のお母さんが作った黒い森という名前のケーキ（チョコスポンジ、生クリーム、洋酒漬けさくらんぼ）がとても美味しかった。
夜は近所のバーで恋人の友達何人かと集まった。私も少しだけビールを飲んだけどすぐ酔っ払ってしまったのですぐあったかい緑茶に切り替えた。自分も30に近い歳だけど未だに”お酒を嗜める＝大人”って思ってしまう。でも沢山飲んで二日酔いすると鬱っぽくなってしまうことに昨年気づいてからほぼ飲んでない。
人と会って沢山話したいことがあるときは母語話してるのと大差なくなってどんどんドイツ語が出てくる。
もちろんネイティブからしたら文法とか完璧じゃないだろうけど、上達したね！ってお世辞でも言われると素直に嬉しい。
新年のプランを友達に尋ねたら『僕らアーティストはいつもと同じようにただコツコツ作るだけだよ』と答えてくれて共感した。
なにか近道とか裏技があるわけじゃないし、何もかも続けてこそ上達できるし道が開ける。
自分はわりと内気なタイプで自信もあまりなかったけど毎日ドイツ語を喋って前より上達できたし、制作も日々なんらかの作業をすることでだんだん自信になってきた。
そしたら自分の意見を前よりはっきり言えるようになった。
今まで怒りやマイナスな気持ちを表すのは子供っぽいことだと思っていていつも流していた。それが普通になった結果人に怒りの感情をあまり抱かなくなったり、モヤモヤすることがあるとその後嫌な気持ちばかり自分の中で巡って大変だった。
それに他人に期待しないことが自分の美徳でもあったし。
でも何か間違っていると思ったことを相手に伝えられる＝その相手との仲だからこそだと気づいたら楽になった。
だから人と喧嘩しても良いし、その後相手とどう関係していくかで決めれば良いことなんだって今までずっと気づかなかったけど気づけてよかった。
今年は忙しい節目の年になりそうなので、自分を自分でしっかりコントロールできるようにしていきたいな。
